■コレオに感激
待ちに待ったリーグ戦再開。
梅雨時ながら絶好の好天に恵まれ、観客の出足も良さそうだと思っていたら、やっぱり今年初の4万人突破。ビラ配りした甲斐もあったようだし、(大型影像装置で見た)コレオグラフィも上手くいったので、ついつい涙腺も緩んでしまった。
あとは4万人を前に良いゲームをするだけだったが、その期待に応えて新潟は序盤から攻め立てた。
貴章はシュートこそ1本に終わったが、序盤からサイドに流れて積極果敢に勝負を仕掛けたし、松下も豊富な運動量を武器に、3バックのサイドを突いてチャンスを作った。
前半は圧倒的な新潟ペース。
後半は、数的不利になって1点差に詰め寄られたため防戦一方だったが、全員で最後まで集中し、粘り強い闘いができた。
ゲーム内容もスタジアムの雰囲気も、非常に良い形でリーグ再開のスタートが切れたと思う。
■明暗分けた2つのPK
次の1点がどちらに入るかが勝負の分かれ目だったが、後半早い時間にアレッサンドロが井川に倒されPKゲット。
VTR見るとPK,FKどちらでも取れるような難しい判定だったが、副審との協議で結局PK。運が味方した。
このPK、アレッサンドロはキーパーが取りにくい真ん中の上を狙ったが、この場所に蹴るのは難しいし勇気がいる。
やっぱりアレはただ者ではない、上手い選手だ(多分)。
これに対し、川崎がその後に得たPKは相手が一人退場のオマケ付き。
しかもまだたっぷり時間を残しているだけに、このPKを決めれば少なくとも同点は期待できるシチュエーションだった。
しかし、新潟サポーターの「北野コール」が今までにない程の大音量となって会場全体を包み込んだ。
これにはさすがの我那覇も怯んだか、北野が見事にPKを阻止。
またしても、ホーム川崎戦で伝説的な名場面が生まれた瞬間だった。
新潟サポもやればできる。素晴しい!
■中野洋司
残念だったのは洋司のレッド。
この日の洋司は攻守にアグレッシブで非常に良かった。
サイドチェンジで長くなったり、左で蹴った球が外に出たりもしたが、先制を生んだセットプレーは、洋司からの絶妙なロングフィードからだった。
そんな中のレッド。
強い気持ちがあってこそだったかもしれないが、折角巡ってきたチャンスで活躍していただけに惜しまれる結果となった。
■不敗神話継続
なにはともあれ、4万人集まった中で勝つことができて本当に良かった。
しかも、ファイティングスピリッツ満点の良いゲームだった。
不敗神話も継続したし、初めて観に来た人、あるいは久し振りに来た人が、「また来よう」と思ってくれたのではないかと思う。
(もしかしたら新スポンサーの日清食品様、ティノラス様も観ていたのでは?)
この後行われたサポリンナイトは予定通り大祝勝会となり、大いに盛り上がることができた。
本当に良い一日だった。
■採点・寸評
北野〔7.0〕【MOM】 PK阻止の大仕事。数的不利な状況でこのセーブは明暗分けた。
内田〔6.0〕 落ち着いたプレーと正確なパス・クロスで攻守に貢献。
千代反田〔6.0〕 勇気あるディフェンスライン統率で、オフサイドも良く取った。
永田〔6.5〕 値千金の先制ゴール。守備面でも危なげなく最後まで集中。
中野〔5.0〕 レッドは悔やまれるが、先制につながる松下へのフィードなどで活躍。
千葉〔5.5〕 憲吾や谷口にやや翻弄されながらも、守備面では良く集中した。
本間〔6.0〕 良く動き回り周りが見えていた。終盤の粘りにも貢献。
マルシオ〔5.5〕 マーク厳しく足元のプレーは苦戦したが、周囲との連携は○。
松下〔6.5〕 積極果敢にサイドを突き、正確なプレースキックで勝利に貢献。
アレッサンドロ〔6.0〕 PK奪取し自ら決める。ドリブルで切り込んだシュートも○。
矢野〔6.0〕 サイドに流れて積極的に勝負を仕掛ける。守備面でも貢献大。
寺川〔6.0〕 好機に足を滑らすも、燻し銀の働きで最後の粘りに貢献。
亜土夢〔―〕 時間短く評価なし。
鈴木監督〔6.0〕 怪我人続出の中、中断期間で連携高めた。