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2007.08.20

【第21節】神戸戦(ユニバ記念)

■難しいゲームを総合力で跳ね返す

 本当に厳しいゲームだった。シュート数は新潟の9本に対して神戸16本。コーナーキックは新潟3本に対して神戸は12本だった。いかに攻め込まれたか、ゲームを見なかった人にも分かるというものだ。
 これだけコーナーキックを与えれば、普通は1点くらい取られそうなものだが、前節に続いてこの日もエジミウソンが頭で良くクリアしてくれた。コーナーでさほど脅威に感じなかったのは、新潟の選手が高かったというか神戸の選手が低かったこともあるだろう。ことごとく弾き返すことができた。
 また、開始早々のカウンターでは、セットプレーの集中した守備から、本間・マルシオ・坂本とカウンターで繋いでゴールゲット。決定力の差を見せ付けた。
 そして、勝利の立役者は守護神北野。よく読み切ってPKを阻止した。
 非常にストレスの多い試合だったが、まさに総合力で掴んだ勝点3。負けた如く後味の悪いゲームだったが、こんなゲームでもしっかり勝利できる力が付いたと理解しよう。

■採点

★GK北野〔7.0〕PK阻止。的確なコーチングでCKの嵐を乗り切る。
 DF内田〔5.5〕攻撃参加少なかったが、守備に集中。
 DF千代反田〔6.0〕闘志に燃えた積極守備目立つも、警告1枚。
 DF永田〔6.5〕集中を切らさず、落ち着いたプレーで最終ライン守る。
 DF松尾〔5.5〕PKを与えてしまったが、PK阻止後のボールを的確にクリア。
 MF千葉〔6.0〕守備役に徹し完封に貢献。大外れのシュート1本。
 MF本間〔6.0〕プレスは効かなかったが、先制に繋がるマルシオへのパスは見事。
 MFマルシオ〔6.5〕走力・技術ともこの日一番。決定機を一発で仕留める。
 MF坂本〔6.0〕ファーサイドにシュート性のボールを蹴り込み先制をアシスト。
 FWエジ〔6.0〕攻撃面では今一つながら、2試合連続でセットプレーの守備で貢献。
 FW矢野〔5.5〕前線からの積極守備は健在だったが、相手の脅威とはならず。
 
 MFシルビ〔6.0〕前線に積極的に顔を出しシュートを放つ。
 鈴木監督〔6.0〕難しいゲームでもちゃんと勝てるチームに成長。

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2007.08.16

【第20節】名古屋戦(東北電ス)

■気持ちと戦術の融合で快勝

 千葉は、この日の勝因を「戦術がどうのこうのというより、『勝つ』という気持ちが今回は強かった」とコメント。前節ガンバ戦で足りなかったものを全員が出し、チーム一丸となって積極的にプレッシャーをかけてゲームを支配した。
 テクニックの上手さが目立つマルシオも、この日は魂のこもったアグレッシブなプレーが目立ち、エジも貴章と共に前線からボールを追った。新潟勝利の方程式が序盤から顕れた。
 しかし、気持ちだけで勝った試合でもない。
 鈴木監督は「(名古屋が)前からプレッシャーをかけてくるということと、相手が3バックだったのでサイドに明らかにスペースがあったということ」で、意図的にロングボールを入れることを指示。戦術的にも的確なゲーム運びだった。
 点差が開いたところではシルビを試運転する余裕も見せたが、左サイドから崩しに掛かる杉本をケアするため、ストッパーのような役割で千葉をサイドバックに配置し、完封にこだわった。
 前節ガンバ戦を忘れさせる見事な勝利!
 無風・灼熱状態のゴール裏でたっぷり汗をかいた後、キンキンに冷えたエビス・ザ・ホップは最高に美味かった。やっぱり真夏のゲームには堪えられない良さがある。

■採点

 GK北野〔5.5〕活躍の場面は少なかったが、堅実守備で完封。
 DF内田〔6.0〕ゲームの流れを読んで守備役に徹する。いぶし銀の貢献度。
 DF千代反田〔6.5〕ヨンセンを完全に封じ、ロングフィードで2点目をアシスト。
 DF永田〔6.0〕集中を切らさず、的確な予測とハードワークでピンチを防いだ。
 DF松尾〔6.0〕積極に攻め上がり先制をアシスト。守備にも集中。
 MF千葉〔5.5〕アンカー役で持ち味発揮。最後は左SBで守備固め。
 MF本間〔6.5〕先制ヘッドは天晴れ。積極プレスでパスの出しどころを摘む。
 MFマルシオ〔6.0〕テクニックよりソウルフルなプレーで相手を翻弄。
 MF坂本〔6.0〕積極的な攻め上がりで追加点をしっかりアシスト。
 FWエジ〔7.0〕余裕を感じさせる動きでゴール量産体制に突入。
★FW矢野〔6.5〕独特の間合いでゴールゲット。前線からの積極守備も健在。
 
 MFシルビ〔6.0〕試運転ながら1アシストはさすが。
 MF松下〔-〕時間短く評価なし。
 MF寺川〔-〕時間短く評価なし。
 鈴木監督〔6.5〕短時間で修正し完勝。最後は守備を固めて完封に拘る。

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2007.08.12

【第19節】G大阪戦(万博陸)

■オウンゴールで落胆 

 後半開始早々のオウンゴールで試合の流れは一変した。
 前半はガンバにボールを支配され押し込まれながらも、守備陣が集中を切らさずしっかりゴール前を固め、守護神北野がファインセーブで凌しのぎ、スコアレスで折り返すことができた。
 ハーフタイムでガンバの西野監督は「簡単にはこのゲームをとらせてもらえないぞ!!」と檄を飛ばしたが、そのとおりガンバにとっても油断のできない展開であったことは間違いない。
 そんな「我慢すればチャンスは訪れる」的な雰囲気で後半に入った新潟だったが、あっさりオウンゴールで先制点を献上。安堵感が漂いニヤけるガンバの選手たちと、落胆の表情を見せる新潟の選手たち。これまで幾多のピンチを凌いできただけに、こんな形で失点したことでガクッときたのだろう。
 その後はプレスも掛からなくなって、パスミスも連発。見るに耐えないゲームとなってしまった。

■よそゆきのサッカー
 
 見るに耐えないと言ったのは後半3失点したからではない。オウンゴールの失点に落胆しなくて良いのに落胆し、自分たちがこれまでやってきたことをキチンとやらず、奇をてらったプレーで局面を打開しようというような、新潟らしくないよそゆきのサッカーをやって失敗、自滅したように思えたからだ。
 例えば千葉。前線に積極的に顔を出すのは良いが、ディフェンスのカバーをパフォーマンスの上がらない勲に任せてしまった。隙を見て上がるのは良いが、中断前の上手くいっていた役割分担が崩れてしまった。千葉本人のプレーもしっくりせず、余裕のないプレーだけが残像として残ってしまった。
 勿論千葉だけではなく殆どの選手がよそゆきだった。
 坂本は「縦パスをわざと難しいところに入れたり、自分たちで自分たちのリズムを崩してしまった感じだった」と語った。
 それぞれの選手が自分の持ち味を発揮し、自分たちのサッカーを全うすることが、王者にとっても一番の脅威だったはず。それが見えなかったのが本当に残念だった。

■採点

 GK北野〔6.0〕前半はスーパーセーブ連発で無失点に抑える。
 DF内田〔5.5〕守勢に回ったが、最後に好クロスを供給し一矢報いる。
 DF千代反田〔5.0〕バレーのマークに奮闘するも、最後は得点許す。
 DF永田〔4.0〕オウンゴールに途中交代。ロングボールも精度欠く最悪の結果。
 DF松尾〔5.0〕惜しいシュートもあったが、守備面でやや不満残る。
 MF千葉〔5.0〕積極的に前に出たが、持ち味発揮できず裏目に。
 MF本間〔5.0〕千葉との攻守バランス悪く、プレスも掛けられず。
 MFマルシオ〔5.5〕1ゴールしたが、完全に動きを封じられ全く仕事できず。
 MF坂本〔5.5〕良く攻めたが、チームの落胆を鼓舞できず?
 FWエジ〔5.5〕前半は個人技でゴールに迫るも、後半は精彩を欠く。
 FW矢野〔5.0〕ボールタッチ少なく、パスミスも。
 
 MF松下〔5.5〕監督の指示通り積極的に前に飛び出す動きを見せた。
 MF亜土夢〔5.0〕ピッチを駆け回ってリズムが出たが、連携いまひとつ。
 鈴木監督〔5.0〕新潟の良さを全く出せず自滅で完敗。

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